教職員共済生活協同組合は、2025年4月に創立60周年という節目を迎えました。これはひとえに教職員共済のとりくみにご賛同いただき、温かく支えてきてくださった組合員の皆さま、そして多くの関係者のご支援の賜物と深く感謝いたしております。
私たちは、1965年4月に任意団体日本教職員共済会として誕生し、「総合共済」を皮切りに「火災共済」「団体生命共済」「自動車共済」「年金共済」「交通災害共済」「医療共済」「車両共済(車両保険)」「新・終身共済」「自然災害共済」を順次発足させてきました。『あんしん むすぶ』教職員共済として現職・退職にかかわらず教職員の入院・死亡・交通事故・火災・自然災害(風水雪害・地震)などのアクシデントに対して、相互扶助の輪によって組合員の生活や財産を守るとともに、業務中や日常生活における賠償事故に備える賠償責任補償や、安心して暮らせる老後生活の保障にも幅広く取り組んでまいりました。
表題の「ローマは一日にしてならず」は、教職員共済(旧 日教済)の誕生に奮闘された当時の常務理事、山中忠喜さんがよく使われた諺です。この60年間で教職員・学校を取り巻く環境は目まぐるしく変化を遂げ、それに合わせて教職員共済も努力と成長を続けてきました。まさに「一日にしてならず」です。60周年を機に役職員一同決意も新たに、100年をめざしてより一層努力してまいる所存です。
本年は、国連が定めた「国際協同組合年」でもあります。「民主主義・平等・公正・連帯」を価値とする「協同組合」に対して国際社会から注目される1年です。私たち教職員共済もその一員として持続可能な社会の実現に寄与すべく取り組んでまいります。教職員共済が実施している社会貢献活動は25年目を迎えますが、職域である学校現場のための新たな支援活動についても検討を始めます。私たち教職員共済は、これからも「教職員にとってなくてはならない存在」であり続けていきたいと思います。
今後とも組合員の皆さまのさらなるご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。