一日の計は朝にあり
早起きする
一日の仕事をスムーズにこなすためには、朝の過ごし方がとても大切です。
ベッドから飛び起き、始業時間に間に合わせるために、焦って準備。満員電車に駆け込んで…という毎日では、職場に着くころには、すっかりストレスをためてしまいます。
少しだけ早起きすることを心がけてみましょう。
朝食をゆっくり摂れば、心に余裕が生まれます。朝食前にウォーキングをすれば、血行もよくなって、気持ちも明るくなるでしょう。
規則正しい生活を
生活リズムが乱れると、自律神経の働きが悪くなりストレスにも弱くなります。生活リズムの乱れは習慣化しやすいもの。早めに対処しましょう。
就寝前には体をリラックス
夜は、おふろにゆっくりつかるなどして緊張をほぐしましょう。就寝時刻の5時間前になったら、カフェインやアルコールなどの刺激物は避けて。
食事も規則正しく
食事は体内のホルモン分泌に影響します。朝食をきちんと食べて体を目覚めさせ、昼食、夕食も決まった時間にとることで、体にリズムが生まれます。
運動の習慣を
毎朝、軽い体操をするだけで、体が目覚め、日中活動的になれます。一駅先までウォーキングするなど習慣づけることで、生体リズムも整ってきます。
休日も平日と同じリズムで
休日の寝だめは生体リズムを乱す原因。休日こそ早めに起きて、アクティブに過ごしましょう。
元気にあいさつ
朝、職場に着いたら周囲に元気にあいさつしましょう。声を出すことで、自分自身の緊張がほぐれます。
また、周囲の人をよい気分にするので、「その日一日、あなたと良好なコミュニケーションをとろう」と相手の心に働きかける効果もあります。
コミュニケーション上手になる
聞き上手になる
ストレスの原因の多くは、対人関係にあります。
逆にいえば、うまくコミュニケーションできれば、ストレスはたまりにくくなるものです。
まずは、聞き上手になりましょう。聞くときは、相手の目を見て、適度に相づちを入れて、じっくり聞きます。わかったときは、深くうなづき、わからないときはきちんと「わからない」と聞き返します。
こうした積極的な聞き方をすると、相手も「受け止められている」と感じ、お互いの関係が心地よくなっていくでしょう。
笑顔を心がける

ストレスを感じているときほど、明るい笑顔を心がけましょう。笑顔は会う人に影響し、人間関係をスムーズにします。
また、鏡に向かって笑顔で自分を励ませば、マイナスな気分も小さくなっていくでしょう。
困ったら相談する
わからないこと、悩んでいることを、自分のなかに抱え込んだままにしておくと、ストレスはどんどん成長します。
ときには自分を素直に出すことも大切。困ったときは、同僚や上司に早め早めに相談しましょう。
いつもの考え方を転換する
違う発想をしてみる
問題を解決しようとするとき、一つの方法にこだわり続けていると、ますますもつれてしまい、自分のストレスも高めてしまいます。
そんなときは、一歩下がって状況全体を見渡してみましょう。
遠回りのようですが、違うアプローチ法や、小さなステップで少しずつ解決する方法が見えてくるものです。
まず行動してみる
「準備万端整えなければ、前へ進めない」という人は少なくないでしょう。しかし、準備にこだわるあまり、取り組む前にストレスを抱えてしまうことも。
ときには思い切ってチャレンジしてみましょう。その決断がストレスを軽減すると同時に、新しい自分を発見して、成長につながるかもしれません。
自己評価を高く
同じ行動でも自分なりの評価を高くしてみましょう。
目的意識の高い人にこそ試してもらいたいストレス予防法です。

監修/心療内科アーツクリニック大崎
院長 村林信行先生