2021年4月1日
このたび団体生命共済および医療共済は、組合員の皆さまを取りまく以下の社会情勢の変化に対応し、より安心な制度とすることを目的として、制度改定を行います。
- 年金開始年齢の65歳引き上げにともなう、定年退職後の再任用や再就職等の増加・定年延長の検討開始など、就業環境の変化
- 入院期間の短期化、在宅療養へのシフトなど、医療環境の変化
改定内容の概要および実施時期は以下のとおりです。
改定内容の概要
1.掛金の年齢区分の見直し
団体生命共済・医療共済共通
41歳以降70歳までの掛金は、これまでは41歳~60歳と61歳~70歳に区分していましたが、41歳~65歳・66歳~70歳の区分に変更します。
同時に、これまで団体生命共済に30口までご加入いただける年齢を60歳までとしていましたが、65歳までに変更します。
年齢区分変更イメージ
【改定前】

【改定後】

2.保障内容の見直し
① 公務・交通災害死亡時の保障額の見直し
団体生命共済
公務や交通事故により亡くなられた場合の保障額を、通常死亡時の1.5倍から2倍に増額します。
●1口あたりの共済金額
保障内容 | 改定前 | 改定後 |
---|---|---|
死亡・高度障害 | 100万円 | 100万円 |
公務・交通災害死亡 | 150万円 | 200万円 |
② 日帰り入院保障の追加
医療共済
「1泊2日以上の入院」としていた支払基準を、「1日以上の入院」に変更し、日帰り入院に対しても共済金をお支払いします。
③ 退院特約の見直しによる退院後療養特約への変更
医療共済
退院後の通院や在宅療養の増加に対応するため、支払基準を以下のとおり変更します。
また、名称を「退院特約」から「退院後療養特約」に変更します。
改定前 | 改定後 |
---|---|
20日以上の継続入院後に退院したとき | 10日以上の継続入院後に退院したとき |
④ 手術特約の保障対象の追加
医療共済
手術特約の保障対象に、新たに流産手術(公的医療保険制度の対象となる手術に限ります)を追加します。
3.お子さまの加入条件の見直し
団体生命共済・医療共済共通
お子さまの新規加入およびご契約を更新できる条件を以下のとおり変更します。
就業・結婚した場合でも、同一生計のお子さまであればご契約を更新いただけるようになります。
改定前 | 改定後 |
---|---|
同一生計で未就業の未婚の子 | 同一生計の子 |
- 新規加入については従来どおり8月1日時点における年齢が21歳以下のお子さまに限ります。
- 同一生計とは、契約者と扶養関係にある場合や契約者と同居している場合をいいます。
4.掛金の変更
団体生命共済・医療共済共通
上記の変更内容および直近の共済金支払実績を反映した掛金に変更になります。
現在、団体生命共済、医療共済をご契約の方は、2021年5月下旬から順次お届けする「満期のお知らせ」にて、次期更新の掛金をご確認ください。
5.24時間電話健康相談サービスの導入
団体生命共済・医療共済共通
団体生命共済または医療共済をご契約の皆さまが健康や医療に関して不安を感じた際に安心してお過ごしいただけるよう、健康・医療・介護・育児・メンタルヘルス・医療機関情報等の提供について、医師・看護師・保健師・臨床心理士などに24時間365日、いつでも無料で電話相談できるサービスを新たに導入します。
このサービスは当生協が外部の専門会社に委託し、その専門会社がサービスを提供します。相談受付電話番号等の詳細は、共済証書をお送りする際にお知らせします。
改定の実施時期
契約日または更新日が2021年8月1日以降の共済契約より実施となります。