2021年12月7日
2021年7月から8月にかけて、九州・中国地方をはじめ、各地で大雨等の災害が発生しました。この災害における教職員共済の対応状況についてお伝えします。
報告事業所一覧
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島根県
災害発生からの状況
7月5日 |
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7月13日 |
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8月10日 |
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被害受付件数
21件(2021年9月13日時点)
おもな被害

・屋根、外壁、雨どいの破損
・ストックヤード、別棟の車庫・物置の被害
・落雷による電話機、電気鍵の破損
・床上浸水
床上浸水被害の現場調査に伺った際、ボランティア活動の方々と一緒になりました。若い方から高齢の方まで10人あまり。頭の下がる思いとともに、災害復旧の大変さをあらためて感じました。
被災された組合員の方からは次のような声をいただきました。
これまで大きな災害にあったことがなく、初めて共済金を請求したが、職員の方にはあたたかく適切に対応していただき、大変心強く感じた。教職員共済に加入していてよかった。
いまだかつて経験したことのない洪水に見舞われた。家の前の川が流木によって氾濫、すごい勢いで道路も庭も洪水になり座敷は床上58cmもの泥水に覆われた。タタミ、タンス等家具もダメになった。
今の時代、いつどこで何が発生するか分からない。自然災害共済は大切なものだとつくづく思いました。
今の時代、いつどこで何が発生するか分からない。自然災害共済は大切なものだとつくづく思いました。
福岡県
災害発生からの状況
7月5日 |
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8月10日 |
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8月15日 |
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被害受付件数
55件(2021年10月8日時点)
おもな被害
・台風による屋根周りの被害(瓦のずれ、雨どい破損など)
・豪雨による床上浸水
豪雨で川の支流が氾濫し、近くの組合員宅へ流入。浸水高は道路から最大150㎝もの高さになったため、住宅の基礎を高くしていたにもかかわらず1階全面に渡って床上浸水の被害が発生しました。
近年の豪雨では、線状降水帯の発生により長時間雨が降り続くことが増えています。また、以前水田だった場所が住宅地になり、雨水の逃げ道が道路の排水路から河川の支流へ集中するなど、地形の影響で川の氾濫が繰り返し起こる地域もあります。
今回床上浸水で現場調査に伺った組合員のお宅は、すべて2018年の豪雨でも床上浸水の被害にあったお宅でした。再度の浸水に気を落とされながらも、共済金申請の手順をご理解されていたため、現場調査に快くご協力くださいました。転居などを考えながらも現実的にはなかなか難しいと頭を悩ませていらっしゃったことが強く印象に残っています。

